Elementorの新サービスElementor Cloudを徹底検証
Webサイト制作ツールのElementorが「Elementor Cloud」という新サービスをリリースしたとのことで、早速使ってみました。
何が変わったのか
個人的に気になった変更点は下記の通りです。
・Google Cloudのサーバー(GCP)が付いて来る(20GB)
・Wordpressがインストールされた状態である(Wordpressのインストールが不要)
・1日1回の自動バックアップ機能が付いている
Elementorは、Wordpressの上で使うプラグインです。
ですので、Elementorを使うためには、その前提としてWordpressをセットアップしたり、サーバーを構築する必要がありました。
この作業は、慣れてしまえばそう難しいものではないが、全く無知の状態の初心者がこれらの作業を進めるのは、ちょっと大変です。
このElementor Cloudというのは、こうした作業・費用が一切不要になるというもの。
未経験の人がWebデザインを始めるためのハードルが大きく下がった、という点がこのサービスの価値と言えそうです。
料金はどうなのか?
次に気になるのは料金ですよね。
仮にWebサイトを作る手間が省けたとしても、費用面で割高となってしまうなら、正直あまりメリットを感じられませんよね。
ということで、従来の方式と比較した、費用面でのメリット・デメリットについて検証してみます。
●従来の方法
下記が、従来の方法でElementorを使った場合の費用とその内訳です。
1.レンタルサーバー費用:3,960円 ※ロリポップの年間費用。容量は160GB
2.Elementor:$49≒5,600円 ※1サイト分契約した場合
3.バックアッププラン:3,960円 ※ロリポップのバックアッププランに1年間加入した場合
⇒総額:13,520円
ロリポップのプランに関しては、Wordpressの簡単インストール機能が付いているプランの中で、最も安いライトプランを選択しました。
なお、ライトプランはバックアップ機能が付いていないので、月額330円のバックアップ機能も追加購入を想定しています。
●Elementor Cloudプラン
Storage:20GB
⇒一括$99≒11,400円
従来の方式では、年間約13,520円。
対するElementor Cloudは、年間11,400円。
結果的にElementor Cloudの方が額面上は安いという結果です。
ただし、Elementor Cloudプランのストレージは20GBしかなく、容量面ではロリポップのライトプランの方がはるかに多いです。
複数のサイトを運営したり、動画や写真コンテンツなんかをガッツリ使う場合は、ロリポップの方がいいかもしれません。
また自動バックアップ機能が不要という方もいると思います。
その場合、年間4,000円のコストダウンになるので、ロリポップのライトプランは年間10,000円を割る計算になり、こちらの方がお得です。
以上です。
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